ホーリースピリットからの贈りもの 香咲弥須子 サンマーク出版
「奇跡のコース」の教師、香咲弥須子さんの一番新しいご著書をご紹介します。
本を読ませていただいて最初に感じたことは、こころの中のものがふっと取れて、肩のあたりに風が通ったような気がしたということでした。
こころのなかに何があるか、なかなかすぐにはわからないものですし、気がついていなかったりするものですが、読んでいる途中で、急に涙がいっぱい出てきました。何が悲しいということではなく、キッチンに居て何かをしながら、心にスーッと風が入ってきたように感じたのです。そうしてやっと、わたしの心は窮屈になっていて苦しかったんだと気づけたのです。どこをどんな風に読んでいたのかは覚えていません。でも、こころの奥から、喜びそのものが溢れてきたように感じました。驚きました。このご本は、たった今のこころに優しく触れて、持っていなくて良いものをそっと手放させてくださるのだと、そんな風に感じました。
香咲さんと奇跡を共に分かち合われたみなさんのこともたくさん書かれています。そのかたがたの人生、いのち、心の力にあらためて触れさせていただけることは、わたしにとっても心の宝物のように感じました。
香咲さんは、日々の中で、ホーリースピリットからの贈りものを、どのような心の姿勢で受け取り、めぐり合うひとたちと奇跡を分かち合っておられるかを、つぶさに見せてくださっています。
まだ3回読んだだけですが、人が生きるということの中心には心だけがあることを、深く感じさせていただきました。そして、本の内側から広がる光の輝きが、わたしのこころの中で、決して消えないろうそくの灯りとなって、明るく灯るのを感じています。読ませていただくたびに、その灯りが広がり、繋がってひとつになっていくのが感じられます。
みなさまのお心の景色も、きっと本の表紙の色のような青空に、そして奇跡に変わるに違いありません。
~香咲さんは、「じゃない会」を創設された方です。香咲さんの投稿記事は、こちらからお読みになれます。
小野永保子